NPO法に関する記録や資料に関する記事。
民間の非営利活動に法的な地位を与えたNPO法の立法にかかわった国会議員らが、議論の経過を記した記録や資料を近く国立公文書館に寄贈する。通常、法律ができるまでの過程は国会会議録など公の記録でしか知ることができないが、政党間の非公式協議、議員同士が交わした手書きメモや日記までもが含まれる。いわば「舞台裏」の証言録だ。
1998年3月に議員立法で成立し、今年で20年になるNPO法(特定非営利活動促進法)。政治家が民間の知恵を借りて中身を練った「市民立法」で、国会で活発な議論が交わされたが、寄贈される記録からは水面下でも盛んなやり取りが行われたことがわかる。(朝日新聞)