解体新書の翻訳で知られる小浜藩医の杉田玄白(1733~1817)を顕彰する施設「杉田玄白ミュージアム」を設立するプロジェクトが、福井県小浜市で動き出した。市民の有志が9月中旬をめどにNPO法人の設立総会を開く。メンバーは「玄白にちなみ、健康をテーマにした新たな観光エリアにしたい」と意気込んでいる。
NPOは「杉田玄白・小浜プロジェクト」。杉田玄白記念公立小浜病院の小西淳二名誉医院長や宮台俊明・県立大名誉教授らが設立メンバーに名を連ねる。市中心部にある元病院の建物が市に寄贈され、ミュージアムに改装する計画だ。(朝日新聞)