中古マンションの売買価格は、同じような間取りや築年数、立地条件の物件の値段を参考にして決まりやすく、各住戸の所有者でつくる管理組合の運営状況は評価の対象にならないケースが多い。管理状況が悪ければ、マンションの自治に支障を来したり、修繕資金が足りず月々の積立金の増額を急に迫られたりすることもあるという。
高評価が付いたマンションでは、管理組合やその住戸の購入希望者が、同機構が連携する金融機関から融資を受けやすくなるなどのメリットがある。プロフィールは、マンション仲介業者などの間で共有し、売りに出された中古物件の価格を設定する際に参考にしてもらう。本年度中に市内30棟分の作成を目標にする。(京都新聞)