マタニティーハラスメントの被害者を支援するNPO法人「マタハラNet」は18日までに、寄せられたメール相談238件の分析結果を公表した。妊娠出産を巡るマタハラの被害で最も多いのは「解雇や減給などの不利益取り扱い」で54%に上り、次いで「暴言や嫌がらせなどの心理的な被害」の37%だった。
調査したのは2014年から17年に全国から届いた相談内容。マタハラによって「うつ病を発症した」「堕胎した」など身体的被害を受けたとの相談が5%あった。被害を受けた時期は「妊娠中」が64%、「産休・育休中」が13%だった。(日本経済新聞)