石川県輪島市町野町の歴史や伝承をまとめた郷土史本「能登平家物語/町野川流域を行く」を、地元NPO「あえの郷(さと)しんこう会」が刊行した。平家ゆかりの伝承や町野川流域の文化について、写真つきでわかりやすく解説している。
壇ノ浦の戦い(1185年)に敗れ、能登に流された平時忠にちなんで「平家の里」として知られる町野町。新著では、時忠の能登での暮らしや子孫の繁栄ぶりを「能登平家物語」としてまとめた。奥能登で最大の河川、町野川流域についても上、中、下流に分けて歴史や名所を詳しく解説している。(朝日新聞)