静岡市が2020年度から、ふるさと納税を活用し、市内のNPO法人など地域活動の担い手を支援する制度を導入することが7日までに、関係者への取材で分かった。団体から事業を公募し、クラウドファンディングの手法で賛同した市内外の人が寄付できる仕組みをつくる。
市は20年度当初予算案に関連予算約5千万円を計上する方針。同様の制度は佐賀県が導入しているが、県内自治体では初めて。行政がクラウドファンディングの手法で個別の事業の支援を求めるのは珍しくないが、民間が提案する事業を対象にするのは全国でも珍しいという。(静岡新聞)