詩吟を通して発声について学ぶ講座「聲(こえ)を語る会」は19日、福島市の信夫山ガイドセンターで講座を開き、参加者が詩吟の魅力に触れた。NPO法人ストリートふくしまが、大きな声で詩吟を楽しむことで言葉の大切さを再認識してもらおうと企画。信夫山中腹からの眺望の良さで知られる同センターが開催場所となった。
壹岐粋岳さんが講師を務め、表情筋の使い方や音階など詩吟の発声方法を紹介した。その上で、壹岐さんは「声は心。素直な気持ちで声を出すこと」と語った。参加者は山上憶良の和歌を詠むなどしながら、日本語の響きの良さを感じている様子だった。(福島民友)