新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ネパールの衛生環境改善に取り組んでいる三島市のNPO法人「グラウンドワーク(GW)三島」が、現地に贈るマスクの寄付を呼び掛けている。ネパールでは感染者数が増え続けており、渡辺豊博専務理事(70)は「感染リスクが高い中、命の危険にさらされている子どもたちを助けてほしい」と訴える。
GW三島は二〇一五年のネパール地震以降、ネパール・日本友好協会(山梨県大月市)と協力し、復興を支援。三島市内で環境保全に取り組んできたノウハウを生かし、杉のチップと微生物の働きで排せつ物を分解する「バイオトイレ」の設置、生活排水で汚れた川の清掃を進めてきた。(中日新聞)