新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言中、不妊治療や通院に「不安や心配を感じた」と答えた人が83%に上ることが25日、患者を支援するNPO法人「Fine」(東京)の調査で分かった。同法人は「これまでの身体的、経済的、精神的、時間的な負担に、治療を続けた場合の感染への不安が新たに加わった」と指摘している。
不安に感じた理由は「自分が感染することへの不安」70%が最も高く、「年齢が上がることへの不安や焦り」69%、「感染した際の胎児への影響が心配」55%と続いた。 緊急事態宣言発令を受け「それでも不妊治療を続けたいと思った」と答えた人は32%だった。(東京新聞)