コロナ禍で会話の機会が減った子どもたちに自由に話せる場を提供しようと、東京都渋谷区のNPO法人がオンライン・コミュニケーションの場「たいわ室」を開設した。NPOのメンバーが子どもの話し相手になる。特徴は子どもに自己肯定感を持ってもらう対話方法。口コミで利用者が広がり、北海道から沖縄県まで全国の小中学生約七十人がリピーターになったという。
このNPO法人「トラストコーチング」は、子どもの自己肯定感を育むコミュニケーション方法を伝える「マザーズコーチング」が主要事業の一つ。メンバー全員が認定コーチだ。子どもたちを指導するのではなく、自発的に考え、行動し、前向きな思考を持てるようにサポートする。(東京新聞)