「嘉穂劇場」運営NPO解散へ 飯塚市、営業続け後継探し
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福岡県飯塚市の芝居小屋「嘉穂劇場」を運営する認定NPO法人嘉穂劇場(伊藤英昭理事長)が、経営難を理由に運営から撤退することが26日、分かった。同法人は近く理事会を開き、解散を決定する見通し。関係者は劇場存続に向けて新たな運営主体の確保を急ぎ、当面は現体制での営業を続ける。

1931年に開場した同劇場は、江戸時代の歌舞伎様式を継承する木造建築の国登録有形文化財。建物の補修や設備の更新に多額の費用が必要な上、新型コロナウイルスの影響で公演やイベントのキャンセルが相次ぎ、集客に苦慮したことが原因とみられる。(西日本新聞)

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