障害者を支援するNPO法人「ほっとぽっと」(神戸市長田区庄山町2)の事務員で、自身も難病を抱える松本絵里奈さん(32)がこのほど、同NPOの機関誌に発表し続けたコラムや4こま漫画などを1冊の本にまとめ出版した。松本さんは「一人でも多くの人に手にとってほしい」と期待を寄せる。
同市兵庫区に生まれた松本さんは、小学生のころから絵を描き始めた。全身の筋力低下などが伴う「脊髄性筋萎縮症」を抱えながらも、趣味として続ける内に腕前はぐんぐんと上達。特別支援学校を卒業後、同NPOに通い始めると、得意の絵で機関誌「ほっとニュース」を彩るとともにコラムも投稿するように。今では「編集長」として、同誌の編集作業にも携わる。(神戸新聞)