新潟市中央区のNPO法人「市精神障害者自助グループ ココカラ」が、当事者の自立を支える貸部屋の運営を目指し、資金を募っている。同区のアパートの1室を借り上げて家具や家電をそろえ、1人暮らしの訓練を行う。同法人は「当事者が入院を続けるのではなく、地域で日常の喜びを感じながら生活していけるよう支援したい」としている。
ココカラは2018年に発足。現在は約20人の当事者が活動に関わり、週2回の「居場所」などを開設している。資金は、生活用具の購入やシロアリ駆除などに充てる100万円を目標に30日まで募っている。インターネット上のクラウドファンディングサイトのほか、郵便振り込みで受け付けている。(新潟日報)