加賀市のＮＰＯ法人「加賀海岸の森と海を育てる会」は、三月に国重要文化的景観に選ばれた加賀海岸の砂防林で、松くい虫に強い品種のマツの種を植えた。二回目となる種植えには、二十人が参加。コケの生えた地面に穴をあけ、マツの種計六百粒を植えた。

前回種を植えた場所では、高さ五センチほどに育ったマツが確認できた。同会によると、八割ほどが発芽する。三年ほど育て、苗木のうちに四分の三は片野町や塩屋町の海岸に移植する。残りはそのまま間伐しながら育てる。(中日新聞)