県内の伝統工芸を応援する団体「小粋なきもの俱楽部」(金沢市)が四月、NPO法人に認証された。着物にまつわる小物などの伝統工芸品をPRし、石川の文化を盛り上げる。俱楽部は二月下旬に任意団体として発足。理事は二十人で全員、加賀友禅大使を経験している。
着物の付属品である九谷焼の帯留めや輪島塗のかんざしなどにも親しみ、加賀友禅の枠を超えて伝統工芸をPRしようと立ち上がった。伝統工芸に関する勉強会や見学会を開き、日ごろから県産の伝統小物を身に着けて生活するほか、同じく歴史や工芸品をPRする「いしかわきもの文化大使」を任命する。(中日新聞)