猫の保護活動に取り組むNPO法人もりねこ(盛岡市)が今春、「終生預かりボランティア制度」を創設した。高齢や病気の猫を受け入れた世帯に対し、もりねこが医療費や飼育費を支払う仕組み。既に2世帯がボランティアとなっており、工藤幸枝理事長は「引き取ってもらい、広々とした環境で暮らせれば猫も幸せ」と話す。
運用資金は、寄付金やグッズ販売で賄っており、ボランティアの負担は通院時の交通費のみ。病気の猫は、月々の医療費が1万円を超える場合もある。経済的な理由で飼育をためらっていた人たちに受け皿となってもらえると期待する。(河北新報)