三島市で授産施設を運営する特定NPO法人「にじのかけ橋」と同市のわさび漬け製造販売「山本食品」が、廃棄するシイタケの軸とワサビで作るつくだ煮を発売した。新型コロナウイルスの影響で激減する仕事の確保に向けてシイタケ栽培を始めた同NPOと、コロナ禍で空いた時間を新たな挑戦につなげる同社が手を組み、新商品開発につなげた。
同NPOは昨年9月、施設で働く障害者120人の雇用を守るため、シイタケ栽培を開始した。函南町で3カ月に3200キロを生産し、三島市でシイタケと地元野菜を売りにした飲食店をリニューアル。シイタケを使った総菜パンや土産品なども販売している。(静岡新聞)