プラスチックへ竹再生 竹害抑え循環型社会を
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山林から切り出された後に放置されることが多い竹を活用しようと、長南町長南のNPO法人「竹もりの里」などは、周辺住民らから買い取った竹を環境に優しいプラスチックに再生する拠点「竹の駅ちょうなん」を開設した。県内は全国有数の竹林密集地で、放置竹による環境被害も目立つ。同法人の鹿嶋与一理事長(72)は「竹害を抑え、循環型社会実現を目指す」と話している。

施設内には、竹をパウダー状にする粉砕機三台や、それらを乾燥するビニールハウス一棟を整備。パウダーは、共同で竹の駅を運営する川崎市の樹脂製品製造会社「ユニオン産業」へ送り、焼却時に出る二酸化炭素(CO2)が少ない「バイオマスプラスチック」の原料に使う。当面は毎月八トンほどの買い取りを見込む。(東京新聞)

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