障害福祉サービスに取り組む愛媛県八幡浜市八代のNPO法人「with us」(ウィズアス)が市内の耕作放棄地を再生し、障害者らが農作業するオリーブ園地を整備している。栽培、収穫、加工など年間を通じた仕事を確保できるといい「かんきつ産地の市内に新たな農産品をつくり、働きたい人が第一歩を踏み出す場にしたい」と展望を語る。
新たな園地は同市保内町喜木津の山中。約30年前までミカン園だった約10アールに、50~150センチほどの苗木約130本がまっすぐ育っている。3月、法人の永井孝志理事(39)が重機で切り開き、緩やかな傾斜地を造成した。市によると、市内には個人でオリーブを栽培している可能性はあるが、園地を整備した例はないという。(愛媛新聞)