紛争地の教育支援などに取り組む、認定NPO法人「IVY(アイビー)」(山形市、枝松直樹代表理事)が、シリアの子供たちに学校給食を無償提供する費用約740万円のうち、300万円をクラウドファンディング(CF)で募っている。IVYは1991年に設立。イラクやシリアで2013年から教育支援を続けている。
今月にはシリアで補習校3校を開校させ、読み書きを指導し、1年後に通常の小中学校に通えるよう支援する。日本の給食は1889年、鶴岡市の寺に設立された私立尋常小学校で、僧侶らが托鉢(たくはつ)で米などを集めて、貧困家庭の子供に昼食を与えたのが始まりとされる。(毎日新聞)