ホームレスの支援に取り組む「福岡おにぎりの会」(福岡市博多区美野島)が今年、発足25年を迎えた。数多くのボランティアに支えられながら、新型コロナ禍でも炊き出しなどを続け、今年は「認定NPO法人」になった。26日には今年最後の炊き出しがある。
新型コロナ禍による景気悪化で、2020年度(20年4月~21年3月)に炊き出しに来た人は平均で前年度より約3割増えた。多い時は150人ほどに。理事長の郡島俊樹さん(65)は「家はあるが食事に困る人、若年層、女性も増えている。もう少し支援を増やしたい」と、昨年5月から炊き出しを月2回にした。(朝日新聞)