重度障害児支援で設備充実図る 三重のNPOが資金募る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医療的ケアが必要な重症心身障害児・者のデイサービスなどを運営するNPO法人「TEAM創心」(小山隆幸代表理事)=三重県松阪市嬉野中川新町=が、施設の充実を図るための資金をクラウドファンディングで募っている。小山さん(37)は作業療法士をする中で県内には医療的ケアが必要な子らのための施設が少なく家族の負担が大きいと感じ、住宅地にある民家を借りて平成30年に同法人を立ち上げた。現在未就学児―18歳と18歳以上各15人が利用する2施設のほか訪問療育などを手がける。

今回支援を募るのは施設内のトイレの手すりと駐車場の屋根の設置費用、送迎車と介護用ベッドの購入費用で、かかる費用の半額に当たる150万円が目標。車いす利用者が雨の日も快適に乗降できる設備や、コロナ禍で分散して送迎できる新たな車が必要という。(伊勢新聞)

関連記事