新潟県胎内市のNPO法人「ミンナのチカラ」が、不要になった小中学校の体操着や制服を集め、必要とする人に譲り渡す「学用服バンク」の活動を本格化させた。同法人は、引きこもりの当事者や家族の居場所づくりなどに取り組んでいる。
昨年開設された「フードバンクたいない」の運営にも携わっており、子どもがいる家庭から「学用服を譲ってほしい」との声が上がったことから企画した。昨年12月から胎内市役所など市内9カ所で服を回収し、約2カ月で100点ほど集まった。同法人が運営する「ミンナのCasa」=同市新栄町=で2月20日に譲渡を始めた。(新潟日報)