高田高校(津市一身田町)の生徒でつくるNPO「INAANZA(イナンザ)MIE」が、アフリカ東部のウガンダで難民として暮らす子どもたちにチョコレートの作り方を教えることを目標に活動に励んでいる。新型コロナウイルス禍で渡航の目途が立たない中、現地のカカオ豆で作った洋菓子を地域で販売するなどし、渡航できる日に備えている。
三月二十四日、津市内のスーパーの一角。イナンザの生徒ら六人が「ウガンダ産のカカオで作ったお菓子です!」と元気に買い物客らに呼び掛けた。地元菓子店「ムッシュコウノヤ」(西古河町)の協力を得て完成させたワッフル百個とフィナンシェ三百個を完売した。売り上げはウガンダへの渡航費に充てる予定だ。(中日新聞)