恋人間の暴力や嫌がらせ、性行為の強要などを指す「デートDV」防止のために活動しているNPO法人「エンパワメントかながわ」(横浜市神奈川区)は、電話と無料通信アプリ「LINE」を使ったデートDV相談の事例と、相談内容をデータ解析した結果をまとめた冊子「デートDV白書VOL・10」を発行した。同NPOのホームページ(HP)から購入できる。
電話相談は月約四十五件、LINE相談は月約百五十件寄せられるという。冊子には、「殴る」「蹴る」「物を投げ付ける」「首を絞める」などの身体的な被害、「不機嫌になる」「暴言を吐く」「人格を否定する」などの精神的な被害に加え、「人付き合いを制限する」などの行動制限や「同意のない性行為」など、類型別に相談件数をまとめた。(東京新聞)