静岡市や菊川市などで高校生が地域課題の解決プロジェクトを考える「まちづくりスクール」事業。運営に協力するNPO法人わかもののまち(焼津市)事務局長の土肥潤也さん(27)は、県立大の学生時代から行政に働き掛け、若者の社会参加を促してきた。社会に対する若者の関心はなぜ高まらないのか。掛川支局の伊藤さくら記者(26)が疑問をぶつけた。
昨年12月、菊川市内で開かれたまちづくりスクール最終報告会。高校生14人が地域交流や棚田のPR、外国人との共生などのプロジェクトを発表した。生徒は「若者が地域と緩やかにつながれる場所があることが重要」などと熱く訴えた。土肥さんは「課題に向き合い、解決するためにどう行動すればいいか。方法を身に付けられたと思う」と講評した。(静岡新聞)