LGBTQなど性的少数者を支援する認定NPO法人「ReBit」(リビット、東京)が、うつ病や発達障害がある当事者への就労サポートを全国に広げる活動に乗り出した。性的少数者は周囲の言動などで精神的に不調を来すことも多いが、支援の受け皿は整っていない。各地の自治体や福祉施設で理解のある人材を育て、安心して相談できる態勢づくりを目指す。
当事者は全国各地にいるが、地方では周囲の理解も支援態勢も手薄。行政や障害福祉事業所の職員を対象に必要な配慮、就労支援の手法などに関する研修を開き、関係機関の連携や受け入れ態勢を広げていきたい考えだ。(東京新聞)