三島市で子育て支援に取り組むNPO法人「森のようちえん」は、家庭や経済的な事情で実家や施設を出て行かざるを得ない15~20歳を受け入れる自立援助ホーム「KOKORONE(こころね)」を開設した。県内各地から問い合わせは多く、7月のオープン当初から定員はいっぱい。行き場のない若者の受け皿として、共同生活を通じたサポートを続けている。
同ホームでは高校生5人と来春の高校入学を目指す若者1人が入居し、それぞれの個室と共同スペースのキッチンやリビングなどで生活している。スタッフは宿直のほか食事や掃除をするなどして生活をサポート。県の補助を受けて運営し、原則として20歳まで、大学進学した場合は卒業まで受け入れる。(静岡新聞)