名古屋刑務所の刑務官が受刑者を暴行した問題などを受け、刑事施設を巡る人権問題に取り組んでいるNPO法人「監獄人権センター」は21日、オンライン記者会見を開き、同刑務所の受刑者の男性1人から、刑務官に全裸を撮影されたなどとする相談があったと明らかにした。法務省が今回の暴行の被害者とする3人とは別の受刑者だとしている。
同センターによると、この受刑者は6~7月、刑務官の命令に従わなかった際、顔に催涙スプレーをかけられたり、保護室への収容時に全裸にされビデオ撮影されたりしたと訴えている。同センターは、全裸撮影について「人権侵害だ」と非難した。(秋田魁新報)