福島県福島市立子山のNPO法人「地域のみんなのチカラ」は14日、二本松市出身の歴史学者朝河貫一博士ゆかりの書簡「報恩之辞」の文字をラベルにあしらった日本酒を発売した。朝河博士の功績を伝えるきっかけにしてもらい、今年迎える生誕150年の節目を盛り上げる。
「報恩之辞」は朝河博士の父正澄が立子山の小学校長を退職した際に住民から贈られた。朝河博士が所持した後、米国のエール大が保管しており、昨年10月には立子山で複製品が初公開された。 二本松市の奥の松酒造がつくった純米吟醸に特別ラベルを貼った。福島市の川瀬酒販が販売する。販売期間は今年中を予定している。(福島民報)