「オソ18」捜索本格化 標津のNPO、厚岸と標茶でクマの足跡探す
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厚岸、標茶両町で2019年以降、放牧中の牛65頭を襲ったヒグマ「OSO(オソ)18」の捕獲に向けた捜索が、雪解けが進む中で本格化している。11、12日はNPO法人南知床・ヒグマ情報センター(標津町)のハンターら約20人が、両町内で冬眠明けのクマの足跡を探した。手がかりが得られやすい残雪期は短いが、同センターは「被害の出ないうちに何とか捕獲したい。2町でクマの姿や足跡を見たら、迷わず町役場に通報を」と呼びかけている。

オソ18は体長は2メートルほどで、冬眠明けの痩せた状態の体重は230キロほどと推定される。同センターは4日から捜索を始め、11日はセンターの14人に釧路総合振興局、両町職員を加えた約20人が、厚岸町上尾幌地区と標茶町阿歴内地区で足跡を捜索した。12日は標茶町オソツベツ地区やコッタロ地区などを重点的に見回った。(北海道新聞)

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