性犯罪規定を見直す刑法などの改正案が国会で審議されていることを受け、被害者支援や性暴力をなくす活動に取り組むNPO法人「しあわせなみだ」が来月十七日、見過ごされがちな障害者の特性や被害実態を踏まえた法改正について考えるオンラインイベントを開く。
国会では強制性交罪の処罰要件具体化やわいせつ目的で子どもを手なずける行為の処罰などを審議。一方で障害のある被害者への支援は議論が深まっていない実態がある。イベントでは、先進的な法整備を進めるイタリアや韓国の状況についてチューリヒ大学日本研究所のフサリ・キアラさんと、障害者の権利実現を目指すDPI日本会議の崔栄繁(さいたかのり)さんが講演する。(東京新聞)