沖縄戦から75年以上たっても処理が追いつかない不発弾に関し、事故を未然に防ごうとNPO法人「沖縄の不発弾等を考える会」が発足した。21日、理事長の宇良一成さんと副理事長の宮城清志さんが那覇市の琉球新報社を訪れ、発足を報告した。
宇良さんは国頭村出身の元自衛官。沖縄の陸上自衛隊第1混成団で不発弾処理を担い、多い時には年間80トンほど処理することもあった。定年後はNGOに所属し、東ティモールやラオスで不発弾処理の技術を教える活動にあたった。今回のNPO法人立ち上げは、海外での経験から、民間から住民に周知していく必要を感じたからだという。(琉球新報)