中学生の2割が「不登校」か「不登校傾向」 NPOが調査
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中学生の5人に1人が、不登校だったり、「形だけ登校」「部分登校」といった不登校傾向にあったりするとの調査結果を、子どもの学びを支援する認定NPO法人「カタリバ」(東京)が、11日に発表した。代表の今村久美さんは「非常事態だ」と指摘。こうした子どもたちの公的支援の利用率が低いことも浮かび、「受け皿とつなげる役割が必要」と呼びかけた。

「不登校に関する子どもと保護者向けの実態調査」と題し、10~11月にインターネットで中学生5953人と、保護者2万人(うち不登校の中学生の保護者は412人)から聴き取った。2018年に日本財団が取り組んだ調査と、一部は同じ項目で実施。不登校と不登校傾向を合わせた割合は、18年が13・3%だったのに対し、23年は19・5%に上昇した。推計すると全国で約62万人いる計算だ。(中日新聞)

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