全国の被災地にキャンピングカーなどを派遣し、食事とトイレの支援ボランティアをしているNPO法人「キャンパー」(本部・埼玉県行田市)が、能登半島地震で被害を受けた石川県能登町の能登高校を拠点に活動している。担い手は富山大の学生ら。
バレンタインデーには炊き出しにチョコレートを添えて、生徒の心と体を温めた。公共交通機関が一部復旧していない影響で、登校できているのは全校生徒168人の約3分の1。
教職員も合わせて50人ほどが炊き出しを利用するが「100人分用意している」とキャンパーの副代表理事、辺見知二さん(60)=相模原市。1月18日から同校を拠点に活動し、町内の避難所にも食事を届ける。お年寄りや高校生などそれぞれに合った量を計算して提供。トイレトレーラーも設置し「明るくて使いやすい」と好評という。(東京新聞)