御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワークは25日、能登半島地震で被災した石川県珠洲市での支援活動の報告会を御前崎市の佐倉地区センターで開いた。活動に参加した中高生6人が現地で感じたことや教訓を語った。同NPOは4月20日に「おまえざき屋台村」と題し、約30人態勢で炊き出しや子ども向けのレクリエーション、生活物資の配布を行った。
常葉菊川高2年の石原剛太さんは「被災者を手助けしたかった。至る所で家屋が倒壊し、人が住める状況ではなかった」と振り返った。池新田高3年の松本穂乃香さんも被災地に足を踏み入れ「衝撃を受けた」と述べ、「災害が起きる前から防災グッズをそろえるべき」と日頃の防災対策の重要性を訴えた。ほかの4人も被災者から感謝の言葉を掛けられた体験談などを紹介した。(静岡新聞)